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J マガジン: インフォメーション・ディベロプメント(以下 )の主なサービス、社内における舩越社長の役割についてお聞かせ下さい。。

舩越さん: の主なサービスとして特徴的なのが、 メインテナンスです。 関連企業として、上場している会社が現在 社ほど。その企業数の中でも、 メインテナンスを提供しているのは全体の6%、
つまり 社ぐらいだと思います。
メインテンスとは何か。例えば、今、電気を消したら仕事ができないですよね。字
も読めませんし、コンピュータもつながらなくなってしまいます。 の世界でも、
いくら素晴らしいシステムを作り上げても、動力がダウンしてしまったら使い物に
ならない。そこで アウトソーシングと呼ばれる、メインテナンスが重要となって
くるのです。地味な仕事ですが、大事な役割を担っています。
現在、私の仕事は主として海外投資家の方々に安定株主になっていただくことです
。海外の投資家は株主全体の %となり、イギリスとアメリカがその主な取引先で
すね。今は、年に二回ずつアメリカとイギリスへ新しい安定株主を見つけるため出
張しています。これは私独自のアイデアで、数年前から始めました。
出張へはほとんどが一人で行きます。以前は企画も一人で組んでいましたが、現在
は社長室がスケジュールを組み、通訳はシカゴの現地日本人に毎回お願いしていま
す。もちろん会長は私が一人で行くことに対して良い顔はしません(笑)。しかし
、知らないところには行きませんし、特に問題はないです。一人で来るメリットは
、やはり色んなことを考えられる点ですね。アイデアが出てくるのも海外出張中が
多いですし。

J マガジン: 仕事を通しての喜び、苦労する点、そして成功の秘訣を教えて下さい。

舩越さん: 成功の秘訣というのは、人それぞれですが、絶対的な条件は心と体がともに健康で
あること。心が健康というのは簡単に言うと、くよくよしないこと。もちろん技=
経営も成功には必要です。技と言っても何かの技術が必要なのではなく、商売する
上で、正しいか、正しくないかを判断する力が重要。日本の経営者は損得で勘定し
すぎて、よく で頭を下げているのを見ますよね(笑)。相手先のあることでもそ
れは一緒です。何度か経験がありますよ、相手先の企業とやりあうことは。後で後
悔することも無くは無いですけどね(笑)。しかし、決断を迫られるときは常に正
しいと思うことを選択しています。

J マガジン: 社長をしていて良かったことってありますか?

舩越さん: 周りから見えているほど、そんなにないと思います!会社を健康な状態のままで次
の世代に引き渡せたら、これほど良いことはないのではないでしょうか。最初はプ
レッシャーもありましたが、今は、「こんなもんだ」と思うようにしています。嫌
なら辞めればいいのだから。高いところへ登れば登るほど風雪が強くなる。会社も
同じで、上へ行けば行くほど、風当たりやプレッシャーが強くなるのは当たり前。
その程度に考え、あまり気負わず受け入れています。
実は、私は一度、副社長から専務に降格したことがあります。当時、会社は業績も
悪く、経営状態も決して芳しくなかった。もちろんそんな状態なので社員のまとま
りもぜんぜん良くなかった。それを落ち着かせるために、「トップが責任取らなく
て誰が取る!」と言う想いで、役員に降格願いおよび減俸願いを出したのです。当
時の社長(現会長)もびっくりしていましたよ。日経新聞にも掲載されたほどです
から(笑)。ただ、それによって社内が落ち着いたことは確かです。業績もうなぎ
昇りでしたね。これは本当の話です。
これは私のモットーとしていることですが、戦うの『戦』という漢字はもう一つ
の読み方があります。『戦』は「おののく」と読むのです。「おののいている」か
ら戦う。つまり、自分に打ち勝つためには、前に進まなければいけない、と常々念
頭においています。

J マガジン:現在約二、二〇〇名の社員を抱えていらっしゃるとのことですが、人材
育成、社員に求めることなどありますか?

舩越さん:私の好きな言葉で「人間味(にんげんあじ)」というものがあります。
人間味・人間力とは、その人の持っている『素』を指します。例えば、高い技術を
持った技術者であっても、その人の感性や性質を育てないと、良い人材は磨かれな
いのです。そういった意味では、  には投資しています。年に一回
アンケートと呼ばれる意識調査を社内で行い、その結果を一部で開示するだけでは
なく、そのまま全ての社員に伝えます。公然と開示しておけば、内部告発などと言
うものは全く出てきませんね。

J マガジン: の目指す方向性や将来の夢などありますか?

舩越さん:社員一人一人が世の中に貢献していると自信を持って言える会社にした
い。自分がやっている仕事は役に立っているということを感じて欲しい。企業全体
として、身の丈以上のことをするつもりはありませんが、 では環境事業や文化活
動をサポートしています。社会に対して貢献して、得た利益は再還元していかなけ
ればならないと。芸術を楽しめる、ということはある種平和な世界であるというこ
とと同義だと思います。平和を目標にして貢献していければ良いと思っています。
プライベートの夢ですか?すごくつまらないですよ(笑) 私の単純な望みは「朝
起きて、自分が健康であること」ですね。行きたい場所ですか?オーロラを見に行
きたいですね。アイスランドかグリーンランドへ行って、オーロラを見たい。それ
が目下の行きたい場所です。

J マガジン:J Magazineの読者へ一言

舩越さん:私は色々な事情により、高校の時から奨学金を受けていました。完済通
知が来た時にはさすがに目頭が熱くなりました。「あぁやっと学生が終わったな」
と感じたものです。経済的理由で断念せねばならなかった学生時代の夢はボストン
へ留学することでした。ですので、留学している方々は何のために留学しているの
か?ということを真剣に考えてください。迷うこともあるだろうけれども、過去<br> ヘ変えられない。変えられるのは、将来だけなのです。強い意志さえあればきっと
道は開けます。頑張ってください。       

(取材/曽谷春香・写真/吉田真理)

舩越真樹  (ふなこし まさき)さん
59年鳥取県生れ。慶応義塾大学
商学部卒業後、千代田火災海上
保険株式会社(現:あいおい損害
保険株式会社)入社。その後、
独立系の情報サービス会社であ
る株式会社インフォメーション
・ディベロプメントへ入社。現
在、代表取締役社長。
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